
黒米(朝紫)有機JAS認定 太ももの会
日本独自の品種である紫黒米モチ品種「朝紫」という黒米。アントシアニンを豊富に含む栄養価の高さ、その美味しさ、もちもちした食感が、やみつきになります。無農薬 有機栽培で育てられた岩手県「太ももの会」の黒米です。
黒米 ( 朝紫 ) 太ももの会 商品解説

日本人にとっての
穀物の大切さ。
美味しく、
機能性豊かな「黒米」
穀物は、日本人の主食です。
穀物は日本人にとって重要な食品であり、大切な栄養素を含みます。
長い年月をかけて日本人の腸内環境には、穀物に適したマイクロバイオータ(腸内微生物)が住みついている、ともいわれます。
こだわり商品研究所は、穀物を重要視して、商品選びをしております。
穀物を選ぶにあたって「穀物の質」を考えています。穀物の質を考える際のポイントは、栄養素(機能性)、美味しさ、精製、農薬、化学肥料です。
こだわり商品研究所で、今回ご紹介をさせていただきますのが「黒米」です。
「黒米」の栄養価の高さは、以前から注目していましたが、何といっても、その美味しさにも惹かれました。「黒米」と一緒に炊いたごはんは、「お赤飯」のような色の鮮やかさが特徴ですが、もちもちした食感がやみつきになります。
雑穀ごはんの美味しさがワンランクグレードアップします。
ほんとうに美味しいと感じます。
今回、日本独自の品種である紫黒米モチ品種「朝紫」という品種の黒米をご紹介させていただきます。
こだわり商品研究所では、この「朝紫」を無農薬有機栽培で育ててらっしゃる岩手県「太ももの会」の商品を選び、ご紹介をさせていただきます。

日本で初めての
改良型紫黒米「朝紫」。
東北地方での栽培に適した
紫黒米モチ品種です。
紫黒米とは玄米の表面が濃い紫色をした黒米のことで、 中国や東南アジアなどでは古来より薬膳料理や祭儀等に用いられてきたといわれています。
しかし、日本での栽培に適した紫黒米品種はなく、中国から導入した品種などが用いられていました。それらの栽培適性は低く、日本稲型の改良品種が求められていました。
そこでインドネシアのバリ島在来の紫黒米に日本の改良品種を三度かけ合わせることにより 日本の東北地方で作りやすいように改良がされました。
1996年、日本で初めての改良型紫黒米「朝紫」が誕生しました。
「朝紫」は、東北地方での栽培に適した紫黒米モチ品種です。

朝紫は
アントシアニン系の色素を
含んでいます。
この色素成分には
色々な「機能性」が
存在しています。
紫黒米モチ品種「朝紫」は、アントシアニン系の色素を含んでいます。
主に玄米の「ぬか」と言われる皮の部分、そして稲の種々の部位に含まれています。
アントシアニンは、濃い紫色をしています。
朝紫の玄米はアントシアン系の濃い紫色で真っ黒にみえます。
この色素成分には色々な「機能性」が存在しています。
玄米はやや細長く、小粒です。
米粒は、「あきたこまち」より少し小さいです。
アントシアニン系の色素は水に溶けやすいため、「朝紫」の玄米を白米に混ぜて炊くと、 炊飯したお米全体が赤飯のようなきれいな赤紫色になります。

「朝紫」の玄米は、
抗酸化活性を示す
紫色素アントシアニン他、
様々な機能性を持ちます。
「機能性」とは、単なる栄養以外に有する食品の機能のことです。
例えば、玄米摂取後の「血糖値」の上昇が低くなることも機能性のひとつです。
朝紫の、機能性をいくつかご紹介します。
●抗酸化活性
紫色の色素アントシアニン特有の「活性酸素」を除く力が強いです。
活性酸素を除く働き、つまり抗酸化活性は、「朝紫」のヌカは、一般米のヌカと比べて約40~60倍もあるといわれています。
その働きは、いくつかの野菜と比べても高くなっています。
穀物は毎日食べるものですから、日々の食生活の中に抗酸化栄養素を取り入れるために適した食材であると思われます。
●黄色ブドウ球菌
朝紫玄米は、「黄色ブドウ球菌」の増殖を抑える働きが強いというデータがあります。
炊飯した「朝紫」玄米の黄色ブドウ球菌(食中毒の原因となる)の増殖量は、 菌を接種24時間後で代表的なお米の品種の玄米の約37万分の1に抑えられたというデータがあります。
●朝紫の栄養素
ポリフェノールだけでなく、食物繊維、ミネラル、ビタミンなどを多く含みます。
「朝紫」の玄米は、ほかの一般的な玄米に比べ、食物繊維、カルシウム、ビタミンB2、ビタミンE、タンニンなど、が豊富に含まれています。
ある、ひとつのデータですが、食物繊維は1.7倍、カルシウムは1.7倍、ビタミンB2は1.8倍、ビタミンEは1.3倍、タンニンは6.9倍の量が含まれている試験結果があります。
白米と比べると、その差はもっと開きます。
山形県庄内平野で、
有機JAS米と
特別栽培米を基本に、
環境に配慮した米作りを
行っている「太ももの会」
こだわり商品研究所は、「朝紫」の栽培をしてらっしゃる農家様の中で、農事組合法人「太ももの会」の商品を選びました。
「太ももの会」とは、ユニークなネーミングです。
「太ももの会」は、山形県庄内平野で、農薬と化学肥料を全く使わない有機JAS米と、農薬と化学肥料の使用を通常の5割以下に減らした特別栽培米を基本に、環境に配慮した米作りを行っている法人です。
庄内平野は、雪解け水と湧水が豊富な地帯。東北地方の中でも、日照時間が長く、適度な涼風が吹き渡る、稲作にとても適した地方です。

「太ももの会」が
有機栽培に取り組んだのは、
農薬に頼らない、
使わない安全なお米を作り、
その米を安心して
自分自身、そして家族に
まず食べさせてみたい
と思ったことが原点。
「太ももの会」の紹介をさせていただきます。
「太ももの会」は、平成16年に法人化。
その10年くらい前より、お米作りを始めていました。
当時の庄内平野はササニシキ単作地帯で、普通に作った玄米の農協出荷でも単価が高く、稲作農家は栽培技術を競って日々の仕事に取り組んでいました。
反面、散布する農薬の量も半端ではなかった時代。
そんな状況に違和感と環境破壊などの危機感を持った創業者が、農薬を使わない米づくりを目指して栽培を開始。それが「太ももの会」の始まりだそうです。

「太ももの会」というネーミングは創業者が考えました。
好きだったミファエル・エンデの小説「モモ」。
主人公の女の子の名前モモの名前からインスピレーションして、「そうだ!太ももだ」閃いたそう(^^)
小説「モモ」は、時間泥棒から時間を盗まれたために、やたらと忙しくなってしまった町の人々のために 時間泥棒からモモが時間を取り返す話です。
現代人の日常生活は、忙しさに追われています。
そんな時ふと立ち止まって考えてみる。
忙しさにかまけて
「大切な人と過ごす時間を失っていないか」
「大切なことをやる時間を削ってはいないか」
そんな自戒の意味を込めて作った名前でもあるそうです。
「太ももの会」が有機栽培に取り組んだのは、農薬に頼らない、使わない安全なお米を作って、 その米を安心して自分自身そして家族にまず食べさせてみたいと思ったことが原点。
現在では農薬と化学肥料を使わない米づくりの証明である「有機JAS」認証を、 公益財団法人やまがた農業支援センターから取得しています。

試行錯誤した末に
たどり着いた
「合鴨農法」
農薬を使わないお米の栽培方法ですが、試行錯誤した末にたどり着いたのが、合鴨農法。
カモは田んぼを移動しながら、小さい虫を食べたり、動き回ることによって泥を撹拌し、雑草の発生を抑えてくれます。
この農法への取り組みとしては庄内平野では先駆けの存在だそうです。
田植え後すぐに、カモが逃げないように、また外敵(カラス、トンビ、イタチ、タヌキ、野犬など) から襲われないように田んぼの周囲にネットを張り、上空にはテグス糸を張ります。
そのうえで田植え後1週間を目標に生後10日~2週間のカモの雛を放します。
10アール当たり5羽から8羽くらいが目安です。
カモは田んぼを移動しながら、小さい虫を食べたり、動き回ることによって泥を撹拌し、 雑草の発生を抑えてくれます。
そのような効果もありますが、なによりも広々とした田んぼの水面をカモたちが泳ぎ回る姿に生産者は癒されているそうです。
こうして作ったお米の品種の大半はコシヒカリです。


太ももの会は
古代米にも注目
平成28年から
朝紫の栽培をスタート。
お米に少量入れて
炊き上げる美味しさと、
その栄養面や機能性の高さに
魅かれたそうです。
そんな中で「太ももの会」は、古代米にも注目。
お米に少量入れて炊き上げる美味しさはもとより、その栄養面や機能性の高さに魅かれたそうです。
平成28年から、黒米(朝紫)の栽培をスタートさせました。
栽培方法はコシヒカリと同じほ場での合鴨農法です。
朝紫という品種を選定したのは、すでに庄内で栽培していた近隣農家に聞いてみて決めました。
他にもいろいろな品種が有るようなのですが、「朝紫」はこの地域に適した特性を持った品種だから。
太ももの会が栽培した
有機JAS認証マーク取得
朝紫の「黒米」
毎日食べる穀物ですから、抗酸化栄養素を毎日無理なく食べることができるのは、とても理にかなっています。
なぜ黒米のご紹介を始めたの?
朝紫はどのようなお米なの?
太ももの会は、どのような法人なの?
をご理解していただけたと思います。
さて、これが、朝紫の「黒米」です。
有機JASの認証マーク付きです。

この黒米を白米に適量混ぜて、通常通り炊飯します。
炊きあがりの「ごはん」がこれです。
色は、まるでお赤飯です。
配合量に決まりはありません。お好みの量で炊いていただき、ご自身の適量を見つけてください。
もちもちして、とても美味しい「ごはん」ができあがります。
そのまま食べても美味しいです。
毎日食べる穀物ですから、抗酸化栄養素を毎日無理なく食べることができるのは、とても理にかなっています。
もちろん、黒米を入れる日、そうでない日を分けることで、いろいろな穀物を楽しむのも、良いですね。
こだわり商品研究所では、「もち麦くん」「バーリーマックス」「十六雑穀米」などもご紹介しています。それらを組み合わせて、いろいろな「雑穀組み合わせごはん」を楽しんでください。