alley フェイスオイル 【詳しい解説】
- 皮脂に近い組成
皮脂の役割と重要性、皮膚常在菌
(1分11秒)
●皮脂の役割と重要性
人の肌は、常に外部の刺激や乾燥といったストレスにさらされています。
これらから肌を守るために、皮脂は重要な役割を果たしています。
皮脂は、皮脂腺から分泌される脂質で、汗と混ざり合い「皮脂膜」となって肌表面を覆い、水分の蒸散を防ぎ、外的刺激や異物の侵入から守る“天然のバリア”です。
さらに、皮脂膜は弱酸性に保たれており、肌のpHバランスを維持し、菌の繁殖を抑えるという役割も担っています。
●皮膚常在菌と皮脂
皮脂は単にバリアとなるだけでなく、皮膚に棲む常在菌の“栄養源”としても機能しています。
代表的な常在菌である表皮ブドウ球菌やアクネ菌は、皮脂中の脂肪酸を分解・代謝し、皮膚のpHを保ったり、菌の増殖を防いだりする役割を果たしています。
皮脂と常在菌は共生関係にあり、皮脂の質や量は皮膚の微生物環境にも大きく影響します。
皮脂を過剰に洗い流さず、自然に近いバランスで補ってあげることが、肌と常在菌の健やかな関係を維持するうえで重要です。
スキンケアとは、「人の皮膚」だけでなく、「皮膚に共存する菌たち」へのケアでもあります。
皮脂バランスと理想の皮脂
(48秒)
●皮脂バランス(皮脂の組成)
皮脂は、トリグリセリドや遊離脂肪酸(約57%)、ワックスエステル(約25%)、スクワレン(約12%)、コレステロールや脂肪アルコール(残り数%)などから構成されています。
この構成は人によって多少の違いがありますが、比較的安定したバランスで保たれています。
とくにトリグリセリドや遊離脂肪酸は、皮膚常在菌が分解・利用しやすい構造であり、皮膚の健康に密接に関係しています。
●理想の皮脂とは
理想の皮脂とは、「肌のバリア機能を十分に果たしつつ、過剰でも不足でもない状態」を指します。
皮脂が過剰だと毛穴詰まりやニキビの原因になり、不足すると乾燥や外的刺激に対して無防備になります。
また、皮脂の質にも注目が必要です。
食生活や加齢、ストレスの影響で皮脂の脂肪酸バランスが乱れると、酸化しやすくなったり、炎症を引き起こしやすくなったりします。
洗顔後は皮脂を補う
(1分7秒)
●洗顔後は、皮脂の代わりを補う
洗顔後は、できるだけ速やかに“皮脂の代わり”を補ってあげましょう。
洗顔は、肌の汚れや不要な皮脂を取り除くために欠かせないケアです。
けれども、必要な皮脂まで洗い流してしまいます。
洗顔後の肌はこの皮脂膜が一時的に取り除かれ、乾きやすく、バリアが弱まった無防備な状態。
皮膚表面のpHもややアルカリ性に傾きやすく、悪玉菌が増殖しやすくなるリスクもあります。
皮脂は時間がたてば再び分泌されますが、それには数時間かかることも。
その間、肌は乾燥や外的刺激にさらされ続けます。
●適切な油分・弱酸性環境
だからこそ、洗顔後には「皮脂の代わり」になるような成分を、できるだけ速やかに補ってあげることがとても大切です。
適切な 油分 や 弱酸性環境 を補ってあげることが理にかなっています。
例えば洗顔直後には、PHバランスを整えるため弱酸性の化粧水やミスト。
その後は、バリア機能、保湿、常在菌の生息環境の再構築のため「皮脂に近い構造の油分」。
アルカリに傾いた皮膚は刺激に弱くなっているため、できるだけ刺激の少ないものを選ぶのがポイントです。
皮脂代替オイル
(53秒)
●皮脂に近いオイルとは
失われた皮脂を補うには、人の皮脂に近い構成を再現したオイルがあれば最適です。皮脂代替オイル として、肌本来の皮脂バランスをサポートできるはずです。
皮脂は、トリグリセリドや遊離脂肪酸(約57%)、ワックスエステル(約25%)、スクワレン(約12%)、コレステロールなど(残り数%)などから構成されています。
オリーブオイル(オレイン酸)、マカデミアナッツオイル(パルミトレイン酸)、ホホバオイル(ワックスエステル)、スクワラン(スクワレンの安定型)などをバランスよく配合することで、皮脂の主要構成要素をカバーできます。
●皮膚常在菌・保湿力・バリア機能とも関係
これらのオイルは皮膚常在菌とも相性がよく、肌のマイクロバイオーム環境の安定にも貢献します。
皮脂に含まれる脂肪酸のバランスは、肌の保湿力や、外部刺激から守る力(バリア機能)に大きく関係しています。そういった意味でも、人の皮脂に近いバランスで配合されたオイルを使うことは、とても大切なことなのです。
こだわり商品研究所で紹介している皮脂代替オイル
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本物の自然派コスメを使いたい。「3つのテーマ」で選ばれたコスメをご紹介。
【1】高・自然由来指数コスメ(ISO16128準拠)
【2】リアルオーガニック・ナチュラルコスメ
【3】皮脂バランスを整える自然派スキンケア・コスメ
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◎リアルオーガニック・ナチュラルコスメとは
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◎皮脂バランスを整えるとは
エイジングケアのための商品(栄養・スキンケアなど)を選ぶためには多くの情報と知識が必要です。お客様の代わりに情報収集・勉強するのが「こだわり商品研究所」の役割と考えています。
●25年以上、展示会に通い続け、数万商品を見続け、「情報」を蓄積してきました。
●日本抗加齢医学会、日本脂質栄養学会、日本食物繊維学会、大麦食品推進協議会、日本黒酢学会、日本オリーブオイルソムリエ協会など、商品選びに必要と思った会には積極的に参加するなど、「知識」を入手してきました。
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こだわり商品研究所
研究員バイヤー
野崎一典
日本抗加齢医学会会員
オーソモレキュラーニュートリションエキスパート(1期)
日本オリーブオイルソムリエ協会 ジュニアオリーブオイルソムリエ®コース修了
国際食学協会 食学オイルマイスター
Natural Life & Beauty Association プロフェッショナルコース修了
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