
フィンランド製 有機オートミール
ロールドオーツ タイプ 1000g(1kg)
食習慣の中で、発酵性食物繊維(特にβ-グルカン)を取り入れるために「適した食品」のひとつにオートミールがあります。オートミールは、ラインアップとして欠かせないと考えています。
フィンランド製 有機オートミール(ロールドオーツタイプ)をご紹介します。
Fazer社 有機ロールドオーツ 原料
フィンランドをはじめとする北欧は、オーツ麦の栽培に最も適した地域のひとつとされています。
今回の商品の原料は、130年以上の歴史をもち、フィンランドで高いシェアを誇る食品メーカー Fazer(ファッツェル)社。長年にわたり培ってきた知見と信頼を背景に、北欧の自然環境で育った有機オーツをつくっているメーカーです。
【 フィンランドがオーツ麦の栽培に適している理由 】
夏は日照時間が長く、冷涼で乾いた空気が病害虫を抑え、農薬に頼らずに健やかに育ちます。さらに湖が多く水が清らかで、酸性寄りの土壌は、オーツ麦がよく適応する環境です。こうした気候と土壌条件が重なり、北欧産のオーツは粒にしっかりと旨みと香ばしさを宿します。実際に北欧の有機オーツは、「風味が良く、独特の食感」をもたらすと評価されており、炊いたり蒸らしたりすることで自然な甘みが引き立ちます。
勅使河原精麦所による選別と管理
今回、Fazer(ファッツェル)社の原料を日本で「有機オートミール」として商品化したのが勅使河原精麦所です。

栃木県は全国でも有数の麦の産地。
その地で 創業100余年 にわたり、麦と真摯に向き合ってきたのが勅使河原精麦所です。
長い歴史と経験に裏打ちされた技術で、厳選した原料を丁寧に加工しています。
【 オートミール専用の選別ライン 】
同社では オートミール専用の8種類の選別ライン を備え、複数の機械を組み合わせた精度の高い選別を実施しています。色彩選別で着色や傷のある粒を取り除き、風選別で細かな殻やほこりを除去。こうした工程を重ねることで、異物を徹底的に排除するだけでなく、粉っぽさのない、オーツ麦本来の香ばしさや味わいを最大限に引き出しています。
【 食品添加物一切不使用 】
加工にあたって 食品添加物は一切使用していません。自然のままの素材を大切にしているため、ありのままの風味を味わいたい方、安心して食を選びたい方にふさわしい品質となっています。
【 ISOなどによる徹底管理 】
国際的な品質基準である ISO9001:2015 や FSSC22000 を取得。低温倉庫では温度10〜12度、湿度55〜60%を維持し、営業日ごとに計測を行うなど、細部にわたる管理を徹底しています。
有機JAS認証取得
「有機オートミール」は、民間稲作研究所認証センターの有機JAS認証を取得しています。

改めてオートミールとは
オートミールとは、オーツ麦(燕麦)の外皮=殻を取り除き、食べやすい形に加工したものです。
欧米では長く朝食や家庭料理に親しまれてきた穀物で、日本でも健康志向の高まりとともに人気が広がっています。
オートミールにはいくつかの種類がありますが、一般的によく食べられているのが 「ロールドオーツ」 と 「クイックオーツ」 の2つです。
ロールドオーツとは
ロールドオーツは、殻を取ったオーツ麦(オートグローツ)を蒸して柔らかくしたあと、大きなローラーで平らに伸ばし、乾燥させたものです。
この製法によって、より細かく加工されたクイックオーツに比べると、粒の形がしっかり残るため、噛みごたえと食べごたえのある食感が得られます。
加熱調理をすると、麦特有の香ばしさとほんのりした甘みが引き立ち、雑穀ごはんのような味わいになります。

ロールドオーツの噛み応え
「噛みごたえ」は、食事の満足感に直結します。粒をしっかり噛むことで「食べた」という実感が得られ、腹持ちも良く感じられます。
特に朝ごはんでは、ただ流し込むように食べるよりも、噛むという行為を伴うことで、気持ちも身体も食事のリズムに入りやすくなります。
ロールドオーツは栄養面だけでなく、こうした「噛むことによる満足感」までプラスできる食材です。
雑穀ごはんのような香ばしさと粒感を楽しみながら、毎日の食事に取り入れていただけます。
【 咀嚼の効果 】
咀嚼の回数が増えることで、唾液の分泌が促され、「口内環境の改善」や「消化を助ける効果」も期待できます。噛むというシンプルな行為そのものが、健康につながる大切なプロセスなのです。
有機オートミールのお召しあがり方
ロールドオーツは、粒感がしっかりしていてごはん代わりにも使えるオートミールです。
・お粥やリゾットに:水やスープで煮ると、香ばしさと自然な甘みが引き立ちます。
・ごはん風に“米化”:少なめの水で加熱し蒸らすと、ごはん代わりに。丼や炒飯、カレーにもおすすめです。
・ヨーグルトやスープに:そのまま加えて食べごたえアップ。
・オーバーナイトオーツに:牛乳や豆乳に浸して一晩寝かせると、朝は混ぜるだけで手軽な栄養朝食に。フルーツやナッツを加えるとより美味しく仕上がります。
簡単な調理で、朝食から食事の主食まで幅広く活用できます。



オートミールの米化
オートミールは「ごはんと同じ」とまではいきませんが、炊いたり蒸らしたりすると粒にしっかり噛みごたえが出て、香ばしさと自然な甘みを感じられます。
白米のようなふっくら感ではなく、雑穀ごはんに近い風合いです。
そのため、丼ものや炒飯、リゾットやお茶漬けなど、味のある料理と合わせると違和感が少なく、美味しく召し上がっていただけます。
「ごはんの代わりにも使える食材」として楽しんでいただくのがおすすめです。

【 米化に向いているのはロールドオーツ 】
「米化(ごはん代わりに炊いて使う方法)」に向いているのはロールドオーツです。丼やチャーハン、リゾットなど、白米と同じような料理にアレンジしやすいのが魅力です。
- しっかりした粒感で満足感
- 香ばしい麦の風味が楽しめる
- 米化でごはん代わりに
このように、ロールドオーツは「オートミールの中でも米化に向いているタイプ」として選ばれる方が多いです。
研究員 野崎コメント
オートミールのご紹介を始めます。
私は毎朝オートミールを食べています。扱いやすく、アレンジがしやすい食材なので、毎日の習慣にぴったりです。
私の定番は、トマトジュースで煮込んだオートミール。そこにコラーゲン、インカインチプロテイン、菊芋、ごまプロテインを加え、溶き卵を入れます。仕上げにインカインチオイルと「漁師のまかない海苔」を振りかけ、欧風だしで味付けをしています。
これ一皿で、発酵性食物繊維のβ-グルカン、菊芋のイヌリン、海苔のポルフィラン、植物性プロテイン、オメガ3(α-リノレン酸)、トマトのリコピン、さらににがり由来のマグネシウムまで摂ることができます。栄養がしっかり摂れるうえ、美味しくて飽きずに続けられているのが魅力です。
オートミールは朝ごはんにとても合います。おすすめはトマト煮込みですが、中華風のスープ仕立てやお味噌と一緒に煮ても美味しいです。発酵性食物繊維は毎日摂ることが大切なので、私は朝にオートミール、昼と夜はもち麦と食べ分けています。同じβ-グルカンでも、食材ごとに種類が違うので、分散して摂るようにしています。
以前はクイックタイプを食べていましたが、噛むこと・咀嚼が大切だと感じ、今は粒感のあるロールドオーツを選んでいます。しっかり噛むことで満足感があり、朝食にリズムを与えてくれます。
容量は1kg。朝に30gを目安に食べると、ちょうど1か月分になります。価格もスーパーなどと比べてもむしろリーズナブルです。
ぜひ、「有機オートミール」を毎日の食生活に取り入れてみてください。