麦の香りひかえめ 【 もち絹香 】 (栃木県産もち麦)
- 腸活
- 発酵性食物繊維
- β-グルカン
- アラビノキシラン
- 水溶性食物繊維
食物繊維とは、「食べ物の中に含まれ、人の消化酵素で消化することのできない成分」のことです。
水に溶けない不溶性食物繊維と、水に溶ける水溶性食物繊維に大別できます。
食物繊維の働きの中でも、近年特に注目されているのが、腸内細菌のエサになって短鎖脂肪酸を産生する働きです。
これを「発酵(体内発酵)」と表現します。
これまでは、以下のように考えられていました。
しかし、アラビノキシランのようにヘミセルロース(不溶性食物繊維)でも発酵する食物繊維があることがわかってきました。
そこで、水溶性・不溶性という考え方とは別の分類として、「発酵性食物繊維」という考え方をする必要があると考えられるようになってきました。
発酵性食物繊維には、以下のようなものがあります。それぞれ発酵度の高さ、発酵する場所、発酵する速度、などが違います。
食物繊維摂取の理想値は、24g/日 以上。
しかし、現在の日本人の摂取量の中央値は、理想値に大きく届いていません。
▼ 男性の摂取量(中央値)
▼ 女性の摂取量(中央値)
いかに食物繊維の摂取量が足りていないかがわかります。
腸内細菌の数は、1000種類、100兆個。
この膨大な数の腸内細菌は、発酵性食物繊維などの栄養を食べて、代謝物を出します。
この代謝物を短鎖脂肪酸(SCFA)と言います。
代表的な短鎖脂肪酸:
酪酸 酢酸 プロピオン酸短鎖脂肪酸が、身体にとってあらゆる「働き」をします。
具体的に、免疫改善、抗炎症、糖代謝改善、抗肥満など、あらゆる面での影響があるようです。
「スーパー物質」と呼ばれています。
近年、一般的な言葉となっている「腸活」。「腸活」の基本が、腸内細菌を元気にして、腸内環境のバランスを整えることです。
腸内細菌は、食事によって出現する菌が違ってきます。
腸内細菌叢は、食べ物によって変わるのです。
発酵性食物繊維を食べることは、「腸活の基本であり本丸」です。
「穀物繊維」とは、そのまま穀物に含まれる食物繊維のことです。
例えば、β-グルカン(水溶性)やアラビノキシラン(不溶性)などの食物繊維がそれにあたります。
β-グルカンは、水溶性食物繊維です。
水溶性食物繊維には、β-グルカン、ペクチン、アルギン酸、イヌリン、ポリデキストロース、難消化性デキストリン、グルコマンナン、グアーガムなどがあります。
これらは、水溶性食物繊維として、同じ機能性を持つと理解していました。
「穀物繊維」という考え方は、穀物に含まれる食物繊維は、水溶性(不溶性)食物繊維の中でも「特別な機能性」を持つ可能性があるということを示唆する表現と理解しました。
日本人が昔から常食してきた主食なので、日本人の腸内には穀物繊維を栄養にする腸内細菌が多いのではないでしょうか。
β-グルカンは、大麦など穀物に多く含まれる、胃や小腸では殆ど分解されない難消化性・水溶性・発酵性の食物繊維。
大麦はイネ科の穀物。中央アジア原産で、世界でもっとも古くから栽培されていた作物の一つです。
大麦由来β-グルカンはその可食部である大麦種子の胚乳細胞の細胞壁に分布している多糖体。
「大麦由来β-グルカンの機能については、血中コレステロールの正常化、血糖値上昇抑制、免疫調節、大腸内発酵促進等多岐に渡り報告されており、これらの機能に基づく健康強調表示が海外で認められている。」
― 平成24年度「食品の機能性評価事業」
公益財団法人 日本健康・栄養食品協会
腸内細菌の栄養となる。発酵性は高く、発酵速度は中くらい。
大腸の中盤で発酵するとされます。
アラビノキシランは、不溶性食物繊維です。
不溶性食物繊維は、従来大腸の中で発酵しないと考えられていましたが、近年発酵することがわかりました。そのため、発酵性食物繊維と言う表現がされるようになってきました。
腸内細菌の栄養となります。大腸の後半で発酵するとされます。
菊芋やゴボウなどの根や茎にある植物性貯蔵多糖で、主に末端グルコース(ブドウ糖)を持つ30数個のフルクトース(果糖)が結合した直鎖状の構造をしています。
末端のブドウ糖は吸収されるものの、それ以外の糖分はヒトの消化酵素では殆ど分解されません。
イヌリンは、天然のインスリンとも呼ばれます。
胃や小腸では殆ど分解されない難消化性・水溶性の食物繊維。胃腸の中に長時間とどまり、血糖値を上げる原因のブドウ糖に変化しません。
イヌラーゼがイヌリンを分解し、腸内でフルクトオリゴ糖になります。
このオリゴ糖が大腸到着後に善玉菌であるビフィズス菌などの栄養素として利用(腸内バクテリア活動増進による二酸化炭素やメタン変換等)される働きがあります。
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腸活の基本は、腸内細菌の栄養となる発酵性食物繊維を多くの種類食べることです。
【1】 発酵性食物繊維
大麦、もち麦、菊芋、オーツ麦、海苔、海藻・・・
◎プレバイオティクス・・・腸内細菌の栄養になります。
【2】発酵食品
黒酢、粉末納豆・・・
◎プロバイオティクス・・・外から菌を入れます。

【3】 腸内環境に影響がある栄養素
オリゴ糖、オメガ3系オイル、ビタミンC・・・
こだわり商品研究所
研究員バイヤー
野崎 一典
所属・資格
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